介護業界で重視したい職場の種類選び
介護業界では職場選びの重要性が高く、これから業界入りして働きたいと考えている人は慎重になった方が良いだろう。特に女性は需要が高くて採用されやすい傾向があり、初心者であっても働ける職場は多い。どの職場で働くかを選べる立場にあると考えて、どんな種類の職場が自分や家庭の事情に合っているかをよく吟味した方が失敗しないだろう。
特別養護老人ホームや有料老人ホームでは、ベッドがある影響で夜勤が必ず発生し、土日祝日にも働かなければならない。待遇によっては日勤のみ、土日祝日は休みとしてくれることもあるが、代わりに給与が低めになるなどのデメリットが生じやすい。
しかし、デイケアセンターや訪問介護施設のようにもともと日中しか仕事がない職場を選べば夜勤は必要なくなる。訪問介護の場合には土日祝日のサービスを提供していることもよくあるが、待遇としては土日祝日の勤務には手当を出すという形を取っているのが一般的である。
業務の量も違いが大きく、一般的には有料老人ホームは介護の仕事は多くなりがちだが、グループホームなどでは個々の従事者の業務量はやや少なめになる傾向がある。施設の位置付けによって介護をする高齢者の状態にも違いがあり、ほぼ健全な人が多い施設もあれば、認知症でコミュニケーションを取るのすら難しい現場もある。給与については、施設間でそれほど大きな差はないため、働きやすさを重視して職場選びをするのが重要となっている。